人には深い泉が隠れている
人には深い泉が隠れている
溢れだして止まらない
ぶわっと一気に上空30メーターくらいまで液体状の七色に光る物体が飛び出して
左右にもグンっって同じやつが広がっていく。
とても水みたいな大きな鳥の形を模して、
羽が開き切ったときには清々しさに包まれる。
大きく両手を挙げて背伸びをしたときみたいに。
で、その膨らんだイメージと触れた世界は、
勝手に自分と知り合いみたいな気持ちになる。
そうするとなんだか暖かくなる。
ぐぐぐ、ぐぐぐっと力んで緊張してを繰り返してから、背筋を通して歩き出すと、今日も一日始まるなあと思っていつものみちを歩く。
陽の光を浴びたら、燦々と。
いつものお肉屋さんからおまけをいただいたら、嬉しい感情をキラキラと。
ほっぺたにあたる冷たい空気が身体をぶるぶると反応させて、 心の芯の方に訪ねてくる。
「いまどんな気持ち?」
イメージと身体をリンクさせて遊んでいる。というおはなし。
寒さに震えて、寒さを愉しむ。
おはよう。
今夜はうにうに。明日もうにうに。
今何してる?
しゅっと丸く小さくなって、暖かく震えてる
今どんな気持ち?
だだだだだ
豆炭がモンモンと燃えていく
重たい荷物の重みがずしっと身体にかかる
すーぶわーっと満月の匂いがしてくる
いくつもの灯りが輝く
古ガラスの水瓶の色気が凄まじい たまらん
親しみと尊敬を重ねて一緒にあそぶ
新しい発見と思いが通じる喜びと
スピーカーの電源が入れぱなしでノイズがはいる
寝ることは大好きでそれ以上の感情が起きているときに襲ってきて
長年のちりとほこりをお風呂場で洗い流して
屋根の上で天日干し
距離が離れてて、世界も離れてて、だけどピンポイント
自分一人でつくるものじゃないらしく
自分一人で守れるものじゃないらしく
気付いていく 築いていく
個性は人と社会と一緒に守るのだっ
出来る限り寄り添って花開くところと
疲れて閉じてしまうところと
あの極限で得た感情や身体的負荷や拍手の渦を追体験
近頃の感覚たち備忘録
さしあたって おひかえなすって さあ さあ さあ