ichi-mason’s blog

今日も月がきれいです。(「一」イチ管理人)

納ル世界を瞬いて

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枝振りが揺られては戻っていく。

枝振りの腕力よ。季節に身をゆだねる一片の葉よ。包み伏した世界よ。

割いて 落として 残すのだ 

 
碧紅た、木々の揺れ。振り子を重ねる身体が鳴りはじめるのだ。

 

背後に月を感じて ゾッとする 美しい大きな月に見られている。

さんざめく美しい冷気が辺り一面を覆うのだ。わたしの身体をつつむのだ。

 

 

赤跳ねた魂に身を焦がせ 透明な土混じりの苦み 鳥たちが空と田畑を一面に染めていく

 

 

あって あって あって ただあって

 

 

そうすることでしか 辿り着けない感情に わたしは喜びを得る

 

 

 

 

四つ足の角から 伸びゆく感性の器よ 確かさよ

硬く頼もしく静謐にのびゆく角は 目の前にある

音の滝を浴びるのだ 音の滝を叫ぶのだ 音の滝に包まれるのだ

感性を放つ 感情を溶いて 融いて 疾いてゆくのだ

 

 

 


そして果実がなった 奥底の泉からやってくる 出現する 紡いで紡いでやってくる

 

 

あなただけの泉から あなただけをのぞいている

 

 

 

 

納ル世界を瞬いて

瞬きのそれぞれに 行きたい世界は手招きし 今か今かと準備をしている

何処にでも行けるのだ 何処かへも行けるのだ

 

 

あなただけの感情よ  
あなただけのものの全てよ
あなただけの溢れる喜びよ

 

 

 

わたしは喜びを覚える あなたが覚えた感動に

わたしは嬉しさに溢れる あなたが発した衝動に

わたしはつぶさに観察する あなたの あなただけの感性に 一番最初に気づくのだ

愛でるのだ そして生まれる感動を 身体の奥底から楽しんで待っている。

 

抑えきれずに わたしの からだは ふるえはじめる